「鋼のメンタル」を手に入れる|百田尚樹氏著のメンタル本を紹介
社会人って、色々と悩みが多いですよね。女性・男性、社歴に関わらず誰もが悩みを抱えていると思います。
悩みをセルフコントロールできて、あまり引きずらない方はいいのですが、一度悩みだすと数日間悩んだまま、なんて方も多いのではないでしょうか。
私は今の会社に新卒で入社して4年目ですが、仕事・人間関係・恋愛など様々な悩みを抱えていて、
私こそ、悩みを引きずってしまいがちです。
そんなとき見つけたのが、百田尚樹著の「鋼のメンタル」という本でした。
今回は「鋼のメンタル」の中で特に印象に残ったワード、メンタルを鍛えるコツをご紹介します。
Contents
百田尚樹氏はもともと小説家じゃない!?
鋼のメンタルをご紹介する前に、まずは著者の百田尚樹氏についてご紹介したいと思います。
百田さんといえば、皆さんご存知の通り、あの超有名な「永遠のゼロ」の著者です。
最近では、こちらも映画化され有名になった「海賊とよばれた男」も著されています。
今回ご紹介する「鋼のメンタル」では、「永遠のゼロ」の誕生秘話も書かれていますので、ぜひこちらも見ていただければと思います。
皆さんが持たれている百田さんのイメージは、小説家が強いのではないでしょうか。
なので、今回の「鋼のメンタル」のような自己啓発本を書かれていること自体が珍しく感じるのですが、
実は百田さん、作家デビューは2006年って知っていましたか?
その前にはずっと、放送作家として様々な番組の構成を手掛けていたんです。
「鋼のメンタル」内では、放送作家時代のエピソードや百田さんの性格があらわになっていますので、そこも見どころのひとつかもしれません。
「鋼のメンタル」を手に入れるには?
では次から、「鋼のメンタル」を手に入れるためのコツを、かいつまんでご紹介します。
嫌われること、バッシングを恐れない
最近は、誰もがSNSに投稿をできて、それを誰もが見れる時代です。便利な一方で、悪いほうに使われることもあります。
皆さんの中にも、学校や仕事で色々と言いたいことがあるのに、嫌われることを恐れて、言えない、
評価が気になって言えない、という方も大勢いらっしゃると思います。
そういう時は、言いたいことを言ったくらいで離れていく友達、陰口を言うような友達は、本当の友達ではなかったと気付けて良かったと思いましょう。
また、言いたいことを言ったくらいでは、仕事をクビにはされません。よっぽどの会社ではクビもあるかもしれませんが、
無理してその仕事をやるぐらいなら、堂々と言いたいことを言ってのびのびと仕事をしたほうが、自分にとってはプラスになります。
私たちは、他人のため、会社のために生きているのではなく、自分たちのために生きていることを覚えておきましょう。
そう考えると、言いたいことも言えずに殻に閉じこもっているのが、バカバカしく思えるのではないでしょうか。
挫折から立ち上がるために
人生の中で挫折は何回も訪れます。しかし挫折を味わうたびにくよくよして、それを何日も後悔するのは、百田さんいわく、時間の無駄だそうです。
過去の失敗をいくら「後悔」しても、それをなかったことにはできません。
なので、挫折を味わったときには、へこむだけへこんで、この失敗を「反省」していかに次に生かすかを考え、それを行動に移すべきですね。
失敗をして自体が悪くなった時にやらねばならないことは、その状況をいかに良くするかということです。
過ぎたことを悔やんでいる暇はないのです。
(「鋼のメンタル」p.58より)
たしかに納得できますよね。
後悔はただ「あんなことをしなければよかった」「なかったことにしたい」と過去の行為を全否定するに等しいものですが、反省は過去の行為を肯定したうえで、次の人生に生かすものだからです。
(「鋼のメンタル」p.61より)
どんな行動も、すべて私たち自身がやったことです。
それをいちいち否定していては、心も体も持ちませんね。やってしまったことは、大いに反省して次に生かしましょう!
心の立て直し方
人の心は繊細です。
心がダメージを受けるのは、実は外からのダメージではなく、内側からのダメージなんだと百田さんは言います。
人は環境の変化によってダメージを受けることがありますが、実は環境の外部からダメージを受けているのではなく、自分はその環境にいるという意識が心にダメージを与えているのです。
(「鋼のメンタル」p.90より)
意識が心にダメージを与えているということですが、大いに納得できます。
例えば私も、何か新しいことをやろうとするとき、こうだったらどうしよう、などとマイナスイメージを持ってしまうと、
それが気になってしょうがない状態が続いてしまいます。
この場合、外からのダメージは一切受けていませんが、自分で自分にダメージを与えていることで、気が滅入っているだけなんです。
他にも、「病は気から」という言葉もありますが、本当にその通りだと思います。
自分は病気かも、と思うだけで、その気になれるとき、ありますよね。
例えば、なんだか熱っぽいかも、と思えば熱っぽく感じますが、実際には熱がない、なんてこともあります。
要は、全ては受け取り方次第です。ダメージを抱えるだけ抱え込んで頑張る必要はないんです。
ダメージをぶっ飛ばせるぐらいの「メンタルの強さ」を持ちたいものです。
幸せの感じ方
人生において、喜怒哀楽はつきものです。
その中でも喜と楽に着目した時に、最近では、インスタ映えをする写真を撮るためにどこかへ出かける方も多いですよね。
それで快楽を得られるのは別に悪いことではないと思いますが、
それでしか喜びを得られない、幸せを感じられないなんて少し悲しいですよね。
日本人はこんなに素晴らしい環境に暮らしていて、自分を少しも幸福と思っていないのです。
これは結局のところ、私たちが自分の幸福を常に他人と比べてばかりいるからにほかなりません。
(「鋼のメンタル」p.142より)
うちはお金がなくて貧乏だ、あの子は〇〇できていいなぁ、なんて思うことあると思います。
先ほどのインスタの例でも、あの子はいいねをたくさんもらえていいな、と感じるのもそうだと思いますが、
それは結局、他人との比較からくる感情です。
自分基準で幸せを感じることができたら、本当の意味で幸せになれるのではないでしょうか。
気にし過ぎは損
あがるのは「人に良く思われたい」「称賛を浴びたい」「上手にこなしたい」という思いがあるからです。
身も蓋もない言い方をすれば、「ええかっこしい」なのです。要するに「人にどう思われるか」という自意識が強すぎるのです。
(「鋼のメンタル」p.170より)
皆さん、思い当たるふしがあるのではないでしょうか。
自分が気にしているほど、他人は自分のことを考えていない、なんてことはよく聞きますよね。
私自身、人前に立つのが苦手で、かなり緊張してしまいます。
「ええかっこしい」だといわれると、そんなことない!と否定したくなりますが、でもその通りですよね。
誰も期待していないのに、自分で自分を追い込んで、勝手にあがるのは、まさに、ただの「ええかっこしい」です。
「どうせ、そんなに上手くは喋れない」から「いい恰好をするのはやめよう」と気持ちを切り替えることが、あがるのを防ぐ何よりの方法です。
実は、それこそが本当の「強い心」なのです。
(「鋼のメンタル」p.173より)
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まとめ
今回ご紹介した「鋼のメンタル」は、全205ページでかなり読みやすい本になっています。
いくらメンタルを強くしたいと思ったところで、百田さんのような鋼のメンタルはすぐに手に入れられないかもしれませんが、
今回ご紹介した内容に興味を持っていただけたのであれば、
一度「鋼のメンタル」を読んでいただいて、ご紹介した内容を少しでも意識して行動できれば、
自分らしい生き方ができるのではないでしょうか。
自信と誇りをもって、自分らしい生き方をしましょう!
以上、こんな「鋼のメンタル」を手に入れたい!あの百田尚樹氏の著したメンタル本とは?についてでした。
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