女性の転職|転職理由は?「結婚・出産」「年齢」「事務職」注意点を紹介!
最近は女性が結婚して会社を辞める寿退社は減り、結婚しても子供ができても仕事を続ける人が多いのではないでしょうか。
それに伴って、女性の転職も増え、最近は女性専用の転職サイトや転職エージェントのサービスも出てきています。
今回は、女性が転職を考える理由と、転職するにあたって注意しておきたいことを、実体験をもとにご紹介します。
Contents
女性が転職を考える理由
まずは、女性が転職を考える理由について少し考えてみましょう。
女性が転職を考えるのは大きく4つの理由があります。
自己成長のため
1つめは、自己成長のためです。
これは男女共通だと思いますが、今の職場にいても現状維持のまま、このままこの会社に居続けても自分の成長はストップしてしまう…と感じて、転職を考え始めることありますよね。
私が転職した一番の理由はこれでした。
特に女性は、結婚して子供ができると、時短勤務になる可能性が高いため、会社の中で上のポジションを狙うのは難しいと考えられます。
ですが、世の中には女性が活躍している会社も多くあります。
そのような会社には、子育てをしながら管理職についている女性も多くいます。
このような自己成長のための転職は多くの人が考えるのではないでしょうか。
結婚・出産のため
2つめは、結婚や出産のことを考えた転職です。
自分は将来結婚して子供が欲しいけど、今の会社では産休育休取得の実績があまりに少なくて、自分がそうなった場合に気兼ねなく取得できるのか分からない、ということがあるかもしれません。
また、結婚できたはいいけど、休みが全然取れなくて新婚旅行に行けるかどうかも微妙。といった、結婚や出産のことを考えたうえでの転職を考える人もいるでしょう。
最近では会社内に子供を預けられる施設が完備されている会社もあるくらいですから、子育てに関する福利厚生は会社ごとに様々です。
両親のため
3つめは、両親のための転職です。
これは、地元から離れて就職をした人が、姉弟や姉妹もおらず、両親の面倒は自分が見なくてはいけないから地元に帰るという理由での転職や、仕事がハードすぎて両親の面倒を見ていられないという理由での転職です。
両親が元気なうちに近くで一緒に過ごして親孝行をしたいという理由もあります。
その他
4つめはその他の理由です。
例えば会社でトラブルを起こして辞めざるを得なくなってしまった。上司にパワハラを受けて精神的に無理になってしまった。今の職場が合わないから…などが考えられます。
転職するときの注意点
次に女性が転職するときに知っておきたい注意点を紹介します。
タイミングが肝心
「結婚はタイミング」とよく聞きますが、結婚と同じぐらい転職もタイミングがかなり重要です。
女性に限らず、転職は求人募集があるかという意味では男性もタイミングが大事ですが、女性の転職は男性以上にタイミングが肝心です。
女性は結婚するときに年齢を気にする人が多くいますよね。
結婚ラッシュが25歳前後、30前、35前というように3回ほど訪れるように、女性は20代のうちに、35歳までに…とキリがいい年齢までの結婚を希望する人が多いですよね。
それを踏まえると、例えば四大卒の女性の場合、22歳で新卒で会社に入り、最低3年は勤めた後、26歳ぐらいに一度転職するとします。
すると、もう第一の結婚ラッシュが来ています。
でもそこで結婚するのはまだ一部の人で、まだ自分は仕事を頑張るんだと思って仕事に専念していると、気づけばもう28、29歳になっています。
そうなるとまたそこから転職するのか、今の会社にとどまるのか、悩む時期がやってきます。
ですが、28、29歳で転職するとなると、ちょうどそのタイミングで結婚するとなると結婚式、新婚旅行はどうするのか考えなくてはなりません。
さらに、子作りのタイミングはもっと考えなくてはなりません。
それは、育休の取得条件が、入社から1年以上と決められているからです。
さらに、会社独自で様々な規定をしていることもあります。
規定されていても、産休育休を取れないなんてことはないと思いますが、入社数か月足らずで産休に入るというのは周りの目がきついことは想像ができると思います。
それならもう転職はしないでおこうと思ってずっと同じ会社に居続けていて結婚して、子供ができたとなると、そこからの転職はかなり慎重になる必要があります。
転職すれば環境が変わりますから、慣れるまでは大変なことが多くあります。
子供が小さいうちは保育園の送り迎えなどもありますから、多くの女性が時短勤務が必須となります。
転職したてなのに時短勤務だということをよく思わない人も少なからずいるはずです。
このように、結婚・出産を希望する女性や、すでに結婚していてこれから子供が欲しいと思っている女性など、多くの女性は、転職を考えるときにタイミングが肝心です。
「とりあえず事務職」は危険
事務職の女性は多くいらっしゃると思います。
事務職といってもものすごく幅広いのですが、例えば店舗などでの接客業やサービス業をしている方で、将来性を考えてオフィスで仕事をする職種に転職したいとなると、まず考えるのが「事務職」だと思います。
「事務職」のイメージは、女性が多く就いていて、比較的気軽で、すごいスキルがなくても就ける職種といったところでしょうか。
ですが、「とりあえず事務職」という考えはお勧めしません。
実際に私が転職活動をしていた時も、希望職種に「事務職」を入れていました。
私自身が就いていた元々の職種は事務職ではなく技術職に近い職種(総合職)だったのですが、転職活動中にエージェントから「事務職でこの年収は無理ですね」とはっきり言われました。
私としては高すぎる年収を希望していたわけではなく、前職の年収を基準に、それを下回らない額を希望していただけなのですが、事務職でそれは無理だと言われました。
つまり、事務職の年収は高くない、ということです。事務職はいわゆる一般職で、総合職のサポートをする職種のため、総合職に比べると年収は低くなってしまいます。
実際、事務職の求人で見た予定年収は、私の希望年収よりも50万円も差がありました。
転職するにあたって、スキルもないしとりあえず事務職かな…と思ってしまうことも分かります。
しかも事務職の求人には、「スキル不要」「経験・学歴不問」「女性が多く活躍中」などと、惹かれる言葉が多く並んでいますが、裏を返せば、事務職をできる女性はいくらでもいるということです。
事務職に就いてみて、また転職したいと思っても、1つめの「タイミング」的に転職が難しくなることもあるため、「とりあえず事務職」という考えはやめましょう。
とりあえず事務職にするぐらいなら、資格などのスキルを身につけ、事務職ではなく総合職に就いたほうが、その後の仕事も転職も幅が広がります。
年齢を気にする
タイミングが肝心という話とも関係しますが、転職においては年齢が関わってきます。
女性は結婚して子供ができたら時短勤務になってしまう、だからそうなるまでの時間がなるべく長い人、つまりそこそこ若い人を採用しようという企業が世の中にはあります。
私は27歳で人生初めての転職を経験しましたが、特に転職に苦労はしませんでした。
ですが31歳で二度目の転職をした先輩は、30歳を超えると求人が少ない気がするといっていました。あくまでその人の感覚ではありますが、やはり転職では年齢を気にする必要があります。
若ければいいということでもありません。
転職するということは、中途社員として入社するということなので、企業としてはある程度のスキル(PCのスキルなど)を求め、即戦力になる人材を求めています。
そう考えると、30代や40代は貴重な人材になるはずですが、30代は20代よりも高いスキルを求められ、40代は管理職候補となる人材を求められるため、20代の転職と比べ、特に女性は、転職したくても選択肢が狭まることもあります。
産休育休制度の実態を知る
再三お伝えしている通り、女性の転職はタイミングが肝心です。
特に結婚・出産を希望する女性は、タイミングと同じぐらい、産休育休の実態を知っておくことが重要です。
産休育休制度自体は国が決めている制度なので、産休育休を取れない会社はないと思いますが、その実態は会社ごとに違います。
国で決められている通りに産休育休に入れる人もいれば、産休育休を使ったことがある人がいないからという理由や、会社の人手の関係上、育休の途中で戻ってくる人もいるかもしれません。
そのような実態は求人情報だけでは分かりません。
産休育休制度あり、という言葉に騙されず、制度利用の実態を知ることが重要です。
まとめ
今は、転職が気軽にできる時代です。
しかし、女性の転職は何かと悩むことが多く、年齢を重ねるほど気軽にはできなくなります。
結婚、出産のことを考えることは大変重要です。しかし、そちらばかりに囚われて転職するよりも、まずは、自分の希望が叶う転職を第一に考えましょう。そのうえで、今回ご紹介した注意点を念頭に置いて、転職活動を進めましょう。
以上、「女性の転職|転職理由は?「結婚・出産」「年齢」「事務職」注意点を紹介!」でした。
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