就職先内定承諾前に再確認しておきたいことは?中小企業の実態について
就活も落ち着き、何とか何社か内定をもらえて、どの会社に決めようかと悩んだとき、
皆さんは何で判断をしていますか?
なんとなく狙っていた会社に内定をもらえたから、即内定承諾、
でも入社してから色々と知って、後悔した…なんて、かなりもったいないですよね。
そうならないために、今回は、内定承諾前に再確認しておきたいポイントと、
中小企業の給与、福利厚生面の実態を、私自身の体験ももとにご紹介します。
Contents
内定承諾前に確認しておきたいこと
就活をしていると、受けたい企業の会社概要や業務内容、仕事内容、従業員の男女比率などは
ある程度、その会社のHPなどで事前に確認されていたと思いますが、
実際に働いている人がどのくらい給料をもらっているか、
月に何時間残業しているか、などはそこで働いている人しか分かりませんし、
それがあまり良くない内容だと、企業にとってはマイナスになりますので、
気軽に公開されない情報です。
実際に、私自身、内定承諾前に知っておきたかったと今さらながら思うポイントを挙げていきます。
①給与
まずは給与面です。
ほとんどの会社では、募集要項に基本給20万円などと1年目の基本給は書いていますが、
その後何年も給料が上がらない、なんてことがあると、モチベーションが続きませんよね。
なので、できれば、入社5年・10年目の社員が月にどのくらい給料をもらっているかを知れると、
例えば5年目と10年目がたった2万円しか違わないとなると、
この会社は給料が上がりにくいんだな、と判断できます。
②昇給制度
給与とセットで知っておきたいのが、昇給制度です。
例えば、入社から3年目までは1年ずつ等級が上がっていき、
その後は評価が年に2回あって昇給が決まる、という会社もあるでしょう。
一方で、毎日が評価のような日々で、何かプロジェクトをやり遂げ、成功したら、
その都度評価され昇給する、なんて会社もあるでしょう。
昇給制度の頻度が少ない会社ほど、昇給のチャンスが少ないということになりますので、
ここもチェックしておきたいポイントです。
③残業時間
どんなに給与面が良くても、残業が月に100時間などというブラック企業なら、見方が変わります。
逆に、残業がない会社=いい会社とも限りません。
残業を禁止されているかわりに土日出勤している可能性もあります。
残業のない会社と、残業をさせない会社では意味が変わってきますので、
その会社がどちらにあてはまるのかもよく確認しておきたいポイントです。
④福利厚生
住宅手当が出るのか、交通費が出るのかは特に重要なポイントです。
超ブラック企業になると、交通費が一切出ないところもありますし、
住宅手当が出ないところも、中小ではよく見かけます。
さらに、産休、育休制度や有給休暇、年末、お盆休み、年間休日日数についても
見ておいたほうがいいでしょう。
⑤管理職
意外とこれは皆さんチェックしないポイントだと思いますが、
管理職(役員や部長レベル)に、女性が何割いるかで、
その会社がどれだけ女性目線に立てているかが分かってきます。
どれだけ従業員全体で女性が6~7割いても、管理職の女性は0であれば、
あまり女性が活躍できない会社、女性目線のサービスができていない会社と思ってください。
これはなぜかというと、会社の方向性や最終判断をするのは管理職になるので、
管理職に女性がいないと、女性の意見が一切含まれていない判断、ということになります。
つまり、その会社の商品やサービスはどうしても男性目線になってしまいますよね。
⑥職場環境
これも意外と事前に知っておくと後で後悔しないと思いますが、
毎日通勤する職場環境は、かなり気になります。
建物がかなり古かったり、閑散としていたり、かなり無言で暗い雰囲気の中仕事をしたくないですよね。
他にも服装ルールが、スカートは膝が見えないものを履くこと、ヒールは何㎝まで、
なんて細かく決められていると大変です。
これらの情報も事前に知れると非常に助かりますよ!
中小企業の実態
次に、実際に私が勤めている会社を例に、中小企業の実態をご紹介します。
私はとある商社に新卒で入社し、4年勤めています。
この会社は創業から50年未満、従業員数約150名(男:4割、女:6割)の中小企業です。
実態としては、
・給与(基本給):入社時 20万円→現在 約21万5千円
・昇給:年に2回
・残業:月に30時間程度
・福利厚生:住宅手当ゼロ、交通費全額負担
・管理職:部長や課長などのランクが非常に少なく、管理職は女性がゼロ
・職場環境:ラフ過ぎなければ基本的にどんな格好でもOK、雰囲気は明るい
このような感じです。
私が入社して一番衝撃的だったのは、住宅手当ゼロの部分です。
私自身が一人暮らしなので、かなりきつい状況です。
他にも、管理職に女性がいないことから、社内には目標としたい女性社員がいません。
さらに、昇給のチャンスは年に2回ありますが、昇給の可能性はかなり低く、
子供のいる男性はかなりきつそうなイメージがあります。
福利厚生面は入社前に問い合わせできることだと思いますが、
例えば管理職の件や昇給の件など、入社してみて分かることもあります。
まとめ
入社してから色々と分かって、後悔しても、なかなか新卒ですぐに転職は難しいです。
新卒で入社した以上、やはり最低3年は勤続することをお勧めします。
できれば3年以上勤められるように、不安に思ったり、疑問に思ったことは、
必ず内定承諾前に、人事担当の方や、会う機会があれば先輩社員に聞いて、
納得の上で内定を承諾してください。
以上、「就職先内定承諾前に再確認しておきたいことは?中小企業の実態について」についてでした。
LEAVE A REPLY