駅近物件のデメリットは?メリットだけじゃない駅近物件の注意点を紹介
賃貸物件、家を建てるとき、駅(バス停)から家まで徒歩何分か?という情報は前もって確認しておきたいですよね。
特に賃貸物件の情報には、必ずと言っていいほど○○駅(○○バス停)から徒歩〇分という情報が添えられています。
同じ条件の物件が2つあれば、多くの人が駅(バス停)から家までの距離が短いほうを選ぶでしょう。
そんな人気のある駅近物件ですが、デメリットもあるんです。
今回はメリットばかりではない、駅近物件のデメリットと駅近物件に決める場合の注意点を、実体験をもとにご紹介します。
Contents
駅近物件のデメリット
私は約10年間一人暮らしをしてきて、これまで4軒の賃貸物件に住んできましたが、4軒すべての物件が駅近(徒歩8分以内)でした。
そんな駅近物件好みの私が考える、駅近物件のデメリットは6つです。
電車の音がうるさい
これは私が一番訴えたいデメリットです。
私が駅から徒歩6分の物件に住んだ時の話です。
私が住んだ物件は、駅近なうえに線路に近い物件だったので、駅のホームからアナウンスが聞こえてきたり、1日中電車が走る音とともに暮らしていました。
駅近とは言え、地下鉄の駅の近くや、線路沿いから離れた場所にある物件であれば気になりません。
他にも、踏切がある線路だと、踏切の音に悩まされます。
人通りが多い/通行人に家がバレる可能性がある
駅近物件だと、家を出て駅に向かうまで、駅から家に帰るまでの間に人が多く通るので、家を出るとき、家に入るときに多くの人に見られる可能性があります。
家から出るとき、家に入るときは注意が必要です。
車の音が気になる
駅前は比較的大きい道路が走っていることが多く、交通量も多いため、その道路沿いの駅近物件だと車の音が気になります。
大きい道路だと大きめのトラックなども多く通ることもあるため、休日は朝起きた習慣から車の音が気になるでしょう。
洗濯物が干しづらい
駅近の交通量、人通りが多い道路沿いの物件だと洗濯物を干すのに気を遣います。
人通りが多いので1階の物件は特に気を遣いますし、2階以上の物件でも、朝から洗濯物を干していると1日中自分の洗濯物を通行人に見られてしまいます。
さらに、交通量の多い道路沿いの物件の場合、道路側にベランダがあると、ベランダが黒ずみます。排気ガスが溜まりやすいので、洗濯物を干す場合には注意が必要です。
広さに対して家賃が高い
駅近物件は、駅から離れた物件よりも部屋が狭いわりに家賃が高くなります。
駅から遠い物件のほうが部屋も広くその割に家賃は手ごろです。
コンビニ生活に陥る
よっぽどの田舎でなければ、駅前にはコンビニがありますよね。それに対してスーパーは駅から少し離れたところに多く見られます。
駅近物件だと、わざわざ遠いスーパーに食材を買いに行くよりも、駅から家まで帰る途中に駅前のコンビニで夕飯を買って帰るほうが断然楽です。
最近はコンビニに野菜やお肉などが売っていることもあるため、駅近物件に住むと、コンビニに依存してしまいがちです。
駅近物件を選ぶ場合の注意点
駅近物件のデメリットを多くあげましたが、それでも駅近物件は便利で楽です。
私は実家もバス停から徒歩5分、その後の一人暮らしの物件もすべて徒歩8分以内なので、駅から15分以上の物件には住めないと思っています。
人は、一度楽を覚えてしまうとなかなか自分から大変な状況に身を投じられません。
(駅から20分なんて考えられません)
そんな私と同じように、駅近を強く希望して物件を決める際の注意点をご紹介します。
線路沿いの駅近物件には要注意
デメリットでもご紹介しましたが、線路沿いの駅近物件には要注意です。
線路沿いの駅近物件は電車の騒音、駅のホームのアナウンス音が家まで聞こえてきます。
平日は家にいないので気にならないかもしれませんが、休日、ゆっくりしたいときには慣れるまではうるさいな…と感じます。
それでも駅近物件を選ぶのであれば、
・寝室は線路側に位置していないか?
・部屋にいてどのくらいの音を感じるか?
の2点は必ず確認してください。
寝室が線路側にあると、関東など電車が遅くまで走っている地域では、夜寝るときも電車の音を聞きながら眠りにつかなければなりません。敏感な方は熟睡できません。
せめて寝室は線路から離れた場所にあるかどうか確認しましょう。
線路沿いの物件かどうかは内見をしなくても分かりますが、電車の音がどのくらいの騒音なのかは実際に部屋に入らないと分かりません。
部屋の中にいてどのくらい音が気になるのか、この程度なら慣れれば気にならないなと思うかもしれませんし、これはうるさすぎる…となるかもしれませんので、実際に部屋に入って確かめましょう。
家賃が妥当か見極める
駅近物件は確かに朝、家を出るのがゆっくりで楽です。
ですが、家賃は高いので、月々払う家賃が妥当なのかどうか十分見極めましょう。
駅から徒歩1分でもその地域の平均家賃より1万円高い、その割に部屋が狭くて日が入りにくいなど、そこまでして駅近物件にこだわるのか?と自問しましょう。
それよりも徒歩7分で平均家賃より5,000円高い、部屋は広くないけど南向きの角部屋、などという好条件の物件のほうがいいのでは?
駅近というだけで決めないでください。
「駅まで徒歩〇分」は歩いて検証する
駅近物件は、駅徒歩〇分!!!好条件!!!などと、とにかく駅からの近さをアピールしますが、よく言われるように、駅まで徒歩〇分は、実際に歩いて計った時間ではなく、80m/分で計算している時間なので、歩くスピードが遅い人はその通りになりません。
さらに徒歩〇分の計算は、駅の出口から計算されているため、例えば最寄り駅が地下鉄の場合は出口から階段を下って下って駅のホームまでたどり着くまでは+数分かかるかもしれません。
駅〇分という情報を鵜吞みにするのではなく、駅近にこだわるなら、本当に駅から近いのか実際に歩いて検証してください。
治安は問題ないか
場所によりますが、駅前は居酒屋やコンビニが多く人通りも多いため、駅周辺の治安は問題ないか、特に女性の一人暮らしの場合には十分確認しておきましょう。
ただし、治安が良いか悪いかはその人の感じ方次第でもあり、よっぽどひどい状態でないと判断しにくいので、治安に不安を感じる場合には2階以上、オートロックの物件にするなど、物件探しの条件を厳しく設定しましょう。
駅前の充実度
駅近物件のメリットは、駅から家までの帰り道で基本的なものは揃えられる、飲食店があるなど、その便利さが大きいです。
ですが、駅前が必ずしも充実しているとは限りません。
駅前にコンビニ1軒しかなく、スーパー・飲食店・ATM・ドラッグストア…などない、あるのはクリーニング店だけなんて、ただ駅に近いだけの物件です。
実際に私が過去住んでいた駅近物件の最寄り駅の周りはそのような感じでした。
駅に近いだけで満足!コンビニさえあれば十分!というならいいのですが、住んでいるうちにそれだけでは満足できなくなるでしょうから、駅前の充実度は、内見ついでに見ておくとよいでしょう。
まとめ
住む前、住んですぐは、駅近物件最高!と思えるでしょうが、一度住んでみると駅近物件のデメリットも感じてしまいます。
物件を決める前にしっかり考えておけばよかった…と後悔しないように、デメリットを理解したうえで契約しましょう。
以上、「駅近物件のデメリットは?メリットだけじゃない駅近物件の注意点を紹介」でした。
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