名古屋の方言|名古屋弁≠標準語!?イントネーションの違いについて
上京して方言が抜けない人ってかわいい、方言があるなんて羨ましい、なんてことを都会の方からよく聞きます。
ですが、方言って、話している人は、それを方言だという自覚がないんです。
実は、日本三大都市の名古屋にも方言が意外と沢山あるのを知っていましたか?
そんな名古屋の意外な方言、なまりをご紹介します!
名古屋の方言、なまり
私は地方出身で上京後、就職を機に名古屋に引っ越しましたので、余計に名古屋の方言を敏感に感じ取りました。
方言といえば、地方出身者の方で上京の経験がある方は1度は感じたことがあると思いますが、方言を思わず喋ってしまったときの「あ…これもしかして通じてない…?」という時の気まずさはなんとも言えませんよね。
その経験を味わいたくない…と思い、なんとかして標準語っぽい言葉を話さないと、と意識してしまいます。
しかし、名古屋の方はそんなことはなく、「名古屋弁は標準語だ!」と自信満々で、いかにも標準語を話している風に方言を話していますので、名古屋弁≠標準語という意識は、たぶん皆無です。
イントネーション編
私が名古屋に住み始めて、初めて名古屋弁を聞いて驚いたのは、イントネーションの違いでした。
例えばカフェやファストフード店に行くと、「店内でお召し上がりですか?」「お持ち帰りですか?」と聞かれると思いますが、
名古屋のイントネーションは、お召し上がりですか?の「め」の部分、お持ち帰りですか?の「も」の部分だけを強く発音するんです。
標準語は特に強く発音する部分はありませんよね。
他にも、「おみやげ」のイントネーションは、「み」の部分だけを強く発音しますし、「お召し上がりですか?」のイントネーションは「め」の部分だけ強く発音します。
どうやら、名古屋人は2文字目を強く発音する傾向があるようです。
このイントネーションを、名古屋の誰もが使っているので、驚きです!
方言編
名古屋の方言はかなりたくさんあります。
【名古屋弁】
・どら〇〇
・えらい
・ときんときんにする
・お金をこわす
・〇〇だもんで
・どえりゃー〇〇だでな …etc.
↓
【標準語】(例:名古屋弁の使い方)
・すごい〇〇(例:どら雪降っとるわ)
・疲れた、きつい(例:今日は体がえらいわ)
・とがらせる(例:鉛筆をときんときんにして)
・お金をくずす(例:細かいお金ないからこわしてくるわ)
・〇〇だから(例:今日は朝が早かったもんで)
・すごい〇〇だね(どえりゃー旨いでな) …etc.
こう見ると、全く理解できないものもあれば、なんとなくわかりそうな方言もあります。
しかしこれを名古屋人は、標準語だと思って使っているんです。
こういうところが、名古屋が都会と言い切れない理由かもしれません…
まとめ
今回ご紹介した名古屋の方言はほんの一部ですが、名古屋の方言は、一部では汚いと言われていますので、あまりかわいいと思われる方言はありませんね。
ですが、日本三大都市にも関わらず色んな方言があるというのも、ある意味名古屋の魅力なのかも知れません。
以上、名古屋の方言、イントネーションについてご紹介しました。
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